スノーボード初心者へ!基本用語やギアの選び方・各スタンスの特徴などセッティングを徹底解説!

スノーボード初心者へ!基本用語やギアの選び方・各スタンスの特徴などセッティングを徹底解説!

今回は、スノーボードをこれから始める方、始めたばかりの方に向けて、基本用語・各スタンスの特徴・セッティング方法・ギア選びについて解説していきます。とりあえず滑れるようになりたい、ショップでの初期セッティングを変更したい、自身の目指すスタイルに近付けたいなど、それぞれの希望に対して何かしらのヒントになると思います。

この記事を読むとこんな事がわかります!

スノーボード初心者なら知っておくべき基本用語
スノーボード初心者必見!スタンスとセッティング
スノーボードギアの選び方

この記事は5分ほどで読める記事になっています。

筆者とスノーボード

両親に連れられ4歳からスキー、11歳からスノーボードをはじめ、滋賀・福井・岐阜・新潟・長野のゲレンデを滑走。18/19歳の2シーズンは妙高高原で山籠をしており、そのころから自身のスタイルが固まってきました。フリーランでの地形を利用した滑走が大好きで、山のトップから下部まで通して滑り、途中パークに立ち寄るって感じで滑っています。フリーラン時のメインボードは、Signalの古い堀井優作シグネチャーモデルでダブルキャンバー仕様。かなり柔らかいですが安定性もあり、長年手入れして愛用しています。

目次

スノーボード初心者なら知っておくべき基本用語

 スノーボードでよく使用される最低限の基本用語を説明していきます。もっと詳細の用語解説が必要な方は、「スノーボード/基本用語」で検索し用語集サイトを閲覧することで確認できます。(順不同)

【バーン】

      滑走するコース面、または雪面状況を指します。広いバーン、バーンが硬い、アイスバーン(凍結気味の雪面)などの使い方をします。

【フリーラン】

ゲレンデのコースを滑走することを指します。対義語としてよく【パーク】【パークラン】が使用されます。

【パーク】

キッカーやジブなど、トリックをするためのアイテムを特定の区画に集めたエリアを指します。

【スタンス】  

板に対して自分の立ち方向・位置を指します。レギュラースタンス・グーフィースタンス・スタンス幅・スタンス角などの使い方をします。

【エッジ】      

板の滑走面における両端のことを指します。またその金属部分を指すこともあります。代表的な使い方で【逆エッジ】があります。

【逆エッジ】  

滑走中に斜面下方向のエッジが立ち、斜面につんのめってしまう現象を指します。逆エッジを食らって、尻餅やむち打ち・脳震盪になる場合があります。

【オーリー】  

板のテール部分(進行方向と逆側)をしならせてジャンプするトリック。ジャンプの基本技です。

【ノーリー】  

板のノーズ部分(進行方向側)をしならせてジャンプするトリック。

【キッカー】  

ジャンプ台の総称を指します。キッカーにも多種多様な形状があり、それぞれの名称もあります。

【ジブ】         

ボックスやレールなどの板を擦るトリック用のアイテムを指します。

【ディガー】  

パークを整備するスタッフを指します。

【グラトリ】  

バーンでアイテムがない雪面でトリックすることを指します。グランドトリックの略。

スノーボード初心者必見!スタンスとセッティング

 スノーボードのスタンス・セッティングには種類があります。まずは、前に出す足で名称が変わるスタンスについて解説します。

【レギュラースタンス】

左足が進行方向側(ノーズ側)、右足が山側(テール側)のスタンスが基本の型である事を指します。

 【グーフィースタンス】

右足が進行方向側(ノーズ側)、左足が山側(テール側)のスタンスが基本の型である事を指します。

【フェイキー/スイッチ】

レギュラー/グーフィーの人が、逆足を前にして滑ることを指します。レギュラーの人は右足が進行方向、グーフィーの人は左足が進行方向にして滑ることです。

スタンス幅

 次に、両足の幅=スタンス幅について解説します。スタンス幅は、各人の身長・足の長さ・骨格など体のつくりにより異なる為、一般的なセッティング数値はありません。図1は板とスタンス位置を示した簡易的な図です。センターと身中を合わせて肩幅程度に広げたポジションに足を置いた位置、よく言われます。個人的には、それよりも気持ち広くすると、重心が落ちやすく安定すると思います。またセンターからの距離(A・B)については、基本的にA=Bで良いと思います。新雪やパウダーランでは、気持ちA<Bとし後傾姿勢を取りやすいスタンスにする場合もあります。

図1.スタンス幅

スタンス角

 最後に、両足の角度=スタンス角について解説します。厳密にいうと、各シーンに適したスタンス角がありますが、今回は代表的な種類とライディングスタイルに応じたスタンス角を解説していきます。図2はスタンス角を示した簡易的な図です。

図2.スタンス角

【ノーマル】

A:9~21°B:0~9°

ノーマルは、初心者の方におすすめのスタンス角です。またカービングやパウダーランで足の負担を軽減できお勧めです。

【ダック】      

A:6~15°B:-15~0°

ダックは後ろ側の足がマイナス角でガニ股状態のスタンスを指します。スイッチでの滑走が楽になる為、パークやフリーランでのグラトリにおすすめです。

 初心者の方は、まずは「スタンス幅=肩幅より少し広め」「スタンス角=ノーマル」で試してみてください。またダックは非常に人気の高いスタンスですが、いきなりのダックセッティングは違和感がすごいので、段階的にダックに寄せていくと良いでしょう。

スノーボードギアの選び方

 今回はスノーボードのメインギアである、【板】【ブーツ】【バインディング】について解説し、併せておすすめギアも記載しています。各ギアの仕様・特徴を把握し、自分のライディングに適したギアをある程度選定できるようにしましょう。その上で、ショップの方に相談し商品の詳細を確認していきましょう。スノーボードはスタイリッシュなスポーツですので、デザインも重視していきましょう。

【板】

板の仕様としては、フレックス(板の硬さ・柔らかさ)、板側面の形状、スタンス基本位置で分類されます。ここでは代表的なものを解説していきます。

フレックス  

板の硬さ・柔らかさを指します。基本的に硬いと安定性が増しキッカー等に向いており、柔らかいと板の反発を利用しやすくジブやグラトリに向いています。

板側面の形状

板を側面から見ると、湾曲した形状になっていることがほとんどです。板のセンター部が盛り上がり、W形状しているものをキャンバーといいます。それに対して船底型に湾曲している形状をロッカーといいます。底面が平面になっているものはフラットといいます。

スタンス位置

板を正面から見ると、バインディング取付けビス穴の位置が左右対称の板と、少しノーズ側にずれている板があります。左右対称の板をツインチップ、少しノーズ側にずれている板をディレクショナルといいます。一般的にはツインチップで良いと思います。将来的にパウダーラン等で後傾姿勢を保ちたい、カービングしたい等の要望が出た時に、ディレクショナルの選択肢を持てば良いと思います。

レベル別おすすめの板

レベル別におすすめの板を紹介していきます。フレックスについては10段階(1が柔らか、10が硬い)で表記しています。

(初級)          フレックス4~8 キャンバー ツインチップ

安定性を重視し、フレックスは少し硬めのものをチョイスすると良いです。ただし、硬すぎると将来的に柔らかい板を変えた時、うまく乗れない場合があるのでご注意ください。これから始める方は、価格が安いモノ、3点セットでも問題ありません。

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(中級)          フレックス3~6 キャンバー/ロッカー ツインチップ

初級よりフレックスを柔らかくし、フリーラン・グラトリ・パークでもトリックしやすいオーロラウンドな板をチョイスしましょう。

(上級)          フレックス1~10 キャンバー/ロッカー ツインチップ/ディレクショナル

【ブーツ】

ブーツは適正なサイズとフィット感がポイントになり、少しお金をかけても良いモノを買う事をお勧めします。合わないブーツはすぐに痺れや疲労感が出てしまいます。サイズ感は小さ目orジャストサイズは避けましょう。また締め付け方法で、ダイヤルを回すだけでワイヤーが締まっていく「ボアシステム」というものがあります。かなり着脱が楽になり便利ですが、個人的にはボア部分の故障が多いと感じており、従来の紐タイプかクイックレースが好みです。インナーに関しては、熱形成できるサーモインナーが最もフィット感を得ることができます(温めて型を取ります)が、高級品となります。レースタイプインナーと呼ばれるレースで締め付けるインナーは、各人の好みで締め付け具合を調整できる為、おすすめです。

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【バインディング】

 バインディングは、物理的に板とブーツを固定する為の器具なので、板とブーツに合わせて選択する必要があります。大前提として、板にバインディングを取り付けた時に滑りに使用が出ない事、ブーツとバインディングが不具合なく固定されるかを確認してください。

バインディング本体は、筐体がガッチリすると安定した固定ができ、柔らかいものを選択するとスタイルを出したトリックがしやすくなります。初級の方は少し硬いものをおすすめします。

ステップイン等の板への着脱が簡単に行うことができるタイプもあります。転倒時に板が外れる構造になっており安全性は高いですが、ブーツとセットの販売となり組み合わせの融通が利かなくなります。

    

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