今回は、耐久防水性・透湿性・防風性を備えた人気のゴアテックス(GORE-TEX)グローブのおすすめ商品を紹介します!この記事を読んだ方は、スノーボード用グローブの基礎知識も記載しているため、各人にあったグローブの選択ができるようなります。
両親に連れられ4歳からスキー、11歳からスノーボードをはじめ、滋賀・福井・岐阜・新潟・長野のゲレンデを滑走。18/19歳の2シーズンは妙高高原で山籠をしており、そのころから自身のスタイルが固まってきました。フリーランでの地形を利用した滑走が大好きで、山のトップから下部まで通して滑り、途中パークに立ち寄るって感じで滑っています。フリーラン時のメインボードは、Signalの古い堀井優作シグネチャーモデルでダブルキャンバー仕様。かなり柔らかいですが安定性もあり、長年手入れして愛用しています。
スノーボード用グローブの基礎知識
グローブは、寒さによる凍傷や、トリック中の裂傷など、様々な要因から手を保護するための保護具です。価格帯は1,000円未満から20,000円以上の高価なものまでピンキリですが、防水性・防風性・透湿性が高い商品ほど高価になっていきます。コンディションが悪い日(気温が低い、吹雪など)に、グローブ性能が低い故に内部がびしょ濡れになり、滑るのも辛くなるほど手がかじかむこともあります。
グローブにはいくつかタイプがあるのでご紹介します。シーンや好みによって自分に合うタイプを選択しましょう
【5本指タイプ】
最もオーソドックスなタイプで、指先が5本に分かれており手先を使う作業が容易になります。バインディングの着脱や、ウェアのジッパー等の操作がしやすいです。
【ミトンタイプ】
指先が親指とそれ以外の2つに分かれており、鍋つかみのような形状です。手先を使用した細かな作業には不向きですが、かわいいルックスでファッション的に人気のあるタイプです。近年では作業性を高めるため、3本指タイプ(親指・人差し指・その他)も発売しております。
【パイプグローブ】
薄手で中綿が入っておらず通気性が良く、グリップ性のあるタイプです。一方で保温性・耐水性は低いです。主にパーク・ハーフパイプをメインに滑るライダー向けで、グラブ等がしやすく、ハイクアップ等での体温上昇によるグローブ内のむれを低減できるメリットがあります。寒い日やフリーランには適していません。
グローブ性能を左右する主要因は「構造」と「素材」です。「構造」は基本的に4層構造で、外側からシェル・メンブレン・ライニング(中綿)・裏地となります(パイプグローブの構造は少し異なります)。「素材」は主にシェルとメンブレンについて言及されています。以下に各素材の特徴をご紹介します。その日のコンディションに合わせて多種多様なグローブを使い分けることは理想ですが、なかなかそこまでグローブに投資する事も難しいと思います。そんな方にベストな「素材」もご紹介します。
【レザー】
保温性・耐水性・速乾性・通気性に優れており、機能面は非常に高いです。財布同様に使い込むほどに味が出てきて馴染んできます。動物の種類により特性が違いますが、主に山羊・牛・鹿が使用されます。その分、高価です。
【布】
通気性が良く蒸れないため、気温の高い春シーズンに向いています。近年では合成繊維を使用するのが主流です。
【GORE-TEX】★おすすめ!
メンブレンで使用されている最も有名な素材です。水の侵入を防ぎつつグローブ内の熱・湿気を外部へ放出できる防水透湿素材で、近年はアパレルでもよく使用されています。風・水のシャットアウトと、内部の手をドライで快適な状態を維持できる為、非常に快適です。GORE-TEXを採用すると、グローブの生地自体が硬くなり若干フィット感が落ちるものの、レザーほど高価ではなく、使用できる外気温度帯が幅広いため、これ一つでシーズン中は快適なスノーボードライフを過ごすことができます。

おすすめのGORE-TEXグローブ
おすすめ素材のGORE-TEXを使用したスノーボード用グローブをいくつかご紹介させていただきます。「評価」は筆者の主観的観点で、機能性・価格・使用感などを鑑みて★5段階で表現しています。
ヘストラ HESTRA OMNI GTX FULL LEATHER/CORK
・素材 シェル:Goat Armyleather (山羊革) , 他
・メンブレン:GORE-TEX

・特徴 HESTRAは創業1936年から一貫して皮革を使用したグローブ作りをしている老舗ブランドです。シェルに最高級ランクの山羊革を採用し、耐久性が高いです。水処理加工で耐水性も高く、透湿性も優れています。シェルのレザーが見た目的にもワンランク上の雰囲気を演出してくれます。
アシュラム ASHRAM GROVES GORE-TEX profile logo Mitt / Olive – Black
・素材 シェル:国産性ナイロン生地 , 他
・メンブレン:GORE-TEX

・特徴 性能・価格・デザイン性で非常にバランスの取れた商品です。特にASHRAMのグローブデザインは独創性あふれるルックスとストリートカルチャーを感じさせるこだわりの商品が多く存在します。
バートン BURTON GORE-TEX UNDER MITT
・素材 シェル:DRYRIDE(BURTON独自素材)
・メンブレン:GORE-TEX
・中綿:Thermocore
※GORE WARM TECHNOLOGY

・特徴 信頼の大手スノーボードブランドBURTONのミトンタイプグローブです。GORE-TEX素材の他に、シェルにはBURTON独自素材のDRYRIDE、中綿にThermacoreを採用し、GORE-TEXグローブ性能を更に引き立てる「Plus Technology」と称される技術を採用されています(GORE WARM TECHNOLOGY)。こういった素材開発を含めた最新テクノロジーを起用する点は、大手ブランドの特徴であり、費用対効果は高くなります。
ボルコム VOLCOM STAY DRY GROE-TEX MITT
・素材 シェル:ポリエステル70%/ポリウレタン30%(PU), 他
・ メンブレン:GORE-TEX

・特徴 VOLCOMはスノーボードギア/アパレルにおける大手ブランドの一つです。ブランドイメージとしてはBURTONよりもストリート色が強くカッコ良さもしっかり追及したアイテムが多いい印象です。VOLCOMのウェア・グローブ製品は、GORE-TEX+V Science透湿性ライニングシステムの組み合わせよく採用しており、高い防水性と透湿性を実現しています。
ネームレスエイジ Namelessage GORE-TEX スノーボードグローブ Leather
・素材 シェル:山羊革, 他
・メンブレン:GORE-TEX
・評価 ???

・特徴 通販サイトで頻出していたことにより知った「namelessage」というブランド。筆者は使用経験がなく、評価は「???」としていますが…正直驚きました。シェルは高級な山羊革、メンブレンはGORE-TEXという最高素材を採用しているにも関わらず、価格が安いです。しかも近年流行している3本指タイプで作業性も◎。口コミの満足度も非常に高く、コスパ最強です。初級~中級の方におすすめです。
その他のおすすめグローブ
GORE-TEX以外のグローブも、性能以外で尖った特徴を持つ商品があります。その中でもおすすめのグローブをご紹介します。評価は、評価基準が定まらないため割愛させていただいております。特徴をご覧いただき、自分だけのギアを見つけていただければ幸いです。
Howl グローブ全般



・素材 シェル:山羊革, 他
・メンブレン:10k/10k防水通気性インサート
・価格 \10,000-~\30,000- (税込)
・特徴 唯一無二のスノーボードグローブブランド。2012年にロサンゼルスで誕生し、常にライダー目線でカッコいいを具現化しているブランドで、かなりイケてます。2014年にスケートブランド”Gnarly”とコラボした山羊革のグローブを発売し、コアなボーダーから絶大な支持を得ました。Howlのブランドイメージは、機能性は劣るがとにかくイケてる、という印象がありましたが、近年は機能面・品質面も進化してきました。よりストリートのライディングを目指すボーダーにおすすめです。
ショーワグローブ No313グリップ

・素材 シェル:天然ゴム, ポリエステル/綿
・価格 \200-~\300- (税込)
・特徴 運輸・物流業で使用される作業用手袋です。筆者が学生時代に山籠もりしていた時代はお金がなかったため、パークやハイクアップで練習する際に使用していました。ウェアの袖から手袋の指先だけ出せばパイプグローブに見え、通気性だけは良かったので…。暖かい季節でないと使用できませんが、即席グローブとしては使えます。
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